今日は不動産価格のお話です。
スタンダードチャータードのアナリストによると、先行きが不透明な世界経済の影響と、コンドミニアムの供給過多と需要縮小を要因として、家賃価格が下落すると予想されています。
ここ最近の不動産価格は、政府の価格抑制努力にも関わらず、上昇局面にありますが、個人向け住宅の売買・賃貸の価格上昇率はゆるやかになってきています。直近の7月〜9月における売買価格の上昇率は1.3%で、4月〜6月の2.0%という上昇率を下回っています。個人向け住宅の賃貸価格も、直近の価格上昇率が0.8%、その前期が1.3%という上昇率を記録しており、不動産市場の景気拡大局面は終わりつつあると言えます。
ただコンドミニアムの価格に関しては、7月〜9月においても引き続き1.3%という前期(4月〜6月)同様の上昇率を記録しており、コンドミニアム市場は依然として活況を呈しています。
あるアナリストは、市場が過熱している要因として、「シンガポールの利用可能な土地の少なさ」と「投資家が依然としてシンガポールの不動産市場をリスクの少ない市場として見ている」という二点を指摘しています。
と、不動産価格の現況と予測について書いてきましたが、皆さんそれぞれが「これだ!」と思えるような価格の物件に出会った時こそが、売買に適した時だと思います。スタイリッシュにデザインされた家に住み、いつでもプールでひと泳ぎする、なんて素敵だと思いませんか? 🙂
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