The Centralってどんなとこ? 店舗編

さて、シンガポールに在住されている日本人の方々とお仕事をしていると、「もうホーカーズの食事は飽きました」と言う言葉を良く聞きます。来星されて、最初の1週間は皆さん良くホーカーズで食事をされています。確かに美味しい料理もたくさんありますしね。しかし、次第に体が「あっさりした食事」を求めてくるようです。そんな時、皆さん良く利用されているのが「日本食レストラン」です。シンガポールには様々な種類の日本食レストランが出店していて、どこの店も大人気。特に日本人だけでなく、シンガポール人やその他の外国人にも人気なのが、「寿司」、「ラーメン」、「居酒屋」です。出店地域は様々ですが、やはり立地が良く、人がたくさん集まるところに多く、例えば、クラークキー、オーチャード、ブギスエリアに多く出店しています。そんな中でも今回はクラークキーエリアにある「The Central」をクローズアップしてみたいと思います。

クラークキーはシンガポールの中心に位置し、ロバートソンキーやボートキー等の地域と併せて、川沿いに観光スポットがたくさん集まっています。特に日暮れから夕方にかけて、多くの観光客、地元の人々が繰り出すシンガポール屈指のナイトスポットです。川沿いには多くのレストランやバーが並び、特に週末になるほど活況です。また、ラッフルズエリアやシティエリアからでも散歩がてらに歩いて来られる距離のため、有名なマーライオンやマリーナベイサンズも含めて、歩いて観光する人も多くいます。

そんなクラークキーエリアで、一際目立つ大きな建物があります。それが「The Central」。クラークキーMRTと直結していて非常に便利な立地のため、多くの日本食レストランや日系企業オフィスが入っています。

The Centralの館内はこんな感じです↓

そして今回の目玉は、「The Central」に店舗を構える日本食レストラン「CHISO ZANMAI」さんです。シンガポールでは珍しく、日本食のビュッフェスタイル(バイキング方式)で、好きな料理を取り放題の食べ放題です。↓これがお店の外観になります。お洒落なデザインが素敵ですね。

↓これが店内の様子です。まだ準備中なので、店内に人はいませんが、窓際の席に座ると、クラークキー川沿いの景色も観賞でき、とても落ち着ける雰囲気です。

さて、肝心の料理はと言うと、お寿司やラーメン、カレーといった人気の日本食だけでなく、おでん、煮物、てんぷら、焼き魚、刺身、豚の角煮から野菜サラダまで何度も揃っています。珍しいものだと、焼き海老があります。

そしてお勧めはデザート。人気の餅やアイスクリーム、ケーキもあり、食後に少しおしゃべりするにも良いですね。

価格ですが、大人一人約25ドルで、プラス約2ドルでドリンク飲み放題もついてきます。週末は割増料金もあるようですが、それでもリーズナブルな価格だと思いませんか?

特に嬉しいのが時間無制限だということ。これだとたくさん食べて、たくさん会話も弾み、日本食が恋しくなった方々にはとっておきの場所ですね。

お客さんの方はというと、日本人の方も多くいますが、シンガポール人が圧倒的多いですね。さすが日本食ブームだけあって、ピークの時間帯になると、大きなフロアすべて埋まってしまうほどの大盛況ぶりです。実はこちらのお店、場所的には少し分かりづらい場所にあり、初めて行く人は探すのが大変かもしれません(一度覚えると凄く簡単な場所にあります。近道ではないですが、皆さん是非行きやすい方法を探してみてください)。にもかかわらず、この大盛況ぶりなのです。Centralに入っている他の店舗にも言えることですが、このモールの特徴として、来館するお客さんは目的を持って来ることが多いことです。このモール内に入ってみると分かりますが、普段それほど人がいません。いやこの手のモールにしては、少ないといった方が正確でしょう。それでもしっかり集客できているお店が多いのがこのモールの特徴です。近頃はネットやフリーペーパー、口コミといった方法でも十分集客できるようになってきているし、何より昔のように出店すればお客さんが集まるなんてことは無くなったと思います。しっかり集客できている店舗は、何かしら工夫しているものです。

「CHISO ZANMAI」さんも店舗をお洒落にデザインしていますし、店内は綺麗、食べ物も清潔で品数も豊富。なにより他では味わえない日本食があるわけですから、人気が出ない方がおかしいと言った感じです。とは言え、一方では思ったように集客できずに撤退する企業もあります。立地はもちろん大切ですが、お店自体に何らかの魅力がないと、今後は売上を維持するのも難しいでしょう。

そんな「The Central」にはモール内の店舗だけでなく、オフィス棟も併設させていて、日系企業も多くオフィスを構えています。興味のある方は、是非一度「The Central」内を探索してみてください。きっと色んな気づきがあると思いますよ。